メソッドを使おう
今回の記事は、メソッドについて取り扱っていきたいと思います。
オブジェクトについての説明で、オブジェクトとはメソッドとデータが一つになったもの、と説明したと思います。今回は、そのメソッドの構文と使い方について解説していきます。
メソッドは、オブジェクトによって決まっています。つまり、整数型オブジェクトは整数型オブジェクトに対応したメソッドを持ち、文字列型オブジェクトは文字列型オブジェクトに対応したメソッドをもっています。
また、メソッドと関数は非常に似ています。しかし、このブログでは区別して考えていきたいと思います。
メソッドの代表的な構文は以下のようになります。
オブジェクト.メソッド名前()
これだけだと分かりにくいので、実際に具体例を見ていきましょう。まずは非常によく用いられる文字列型オブジェクトのformatメソッドです。
formatは、文字列型オブジェクトの{}部分に値を埋め込むために用いられます。具体例を見ていきましょう。
print('Hello {0} , My name is {1}'.format('Ken', 'Kumi'))
>>>Hello Ken, My name is Kumi
このように、'書式文字列'.format(値1,値2, ...)という風に用いられ、{0}に値1を、{1}に値2をという風に書式文字列の{}にformat() の中の値を代入するメソッドです。これは、文字列型オブジェクトもメソッドであるので、
文字列.format()
というメソッドの構文をとります。このメソッドのほかにも文字列型オブジェクトは
split() や join() などの様々なメソッドをもちますが、そのすべて同じ構文をとります。面倒くさいですけど、一つ一つ覚えていきましょう。
そのほかのメソッドの説明は、リストやタプル、辞書について解説した後に取り扱っていきます。
以上で今回の記事は終わりです。お疲れさまでした。