0から始めるPython独学ラボ

化学専門の大学生が趣味で始めたPythonをできるだけ分かりやすく説明します

リスト タプル 辞書について

今回の記事では、リスト、タプル、辞書について取り扱っていきたいと思います。

pythonには、複数の値を一つの変数で管理するための仕組みが用意されています。そのための仕組みが上記の三つです。この三つ、特にリストと辞書は非常によく用いられるので、今回の記事でざっくり見ていきたいと思います。もしかしたら今後一つ一つ丁寧に記事にするかもしれません。

 

リストは以下のように使います。

a = [10, 20, 30, 40]

つまり、上記のように複数の値をカンマ区切った後に中かっこでくくれば完成です。

一見そんなに役に立たないように見えますが、リストは非常に役に立ちます。今後の記事に期待してください。

 

ここで、インデックスについて説明したいと思います。インデックスの直訳は索引です。紙の辞書の後ろのほうについてるあれですね。リストと文字列にはインデックスというものが存在します。つまり、リストと文字列には索引が存在し、その索引を用いて値を参照することができるんです。実際に具体例を見ていきましょう。

 

food = ['egg', 'apple', 'orange']

今、foodという名前で文字列型のリストを作りました。このようにリストを作ると、pythonの機能でこのリストの索引(インデックス)がつけられます。先頭から0,1,2,...という風にです。つまりこの場合には、'egg'には0が、'apple'には1が、'orange'には2というインデックスがつけられます。そして、

リスト[インデックス値]

と入力すると、インデックス値に対応したリストの要素を見ることができます。具体例を見ていきましょう。

print(food[0])

>>>egg

print(food[2])

>>>orange

同様の機能は文字列も持っています。また、このインデックスを利用してリストに代入することもできます。

food[0] = 'fish'

print(food)

>>>fish, apple, orange

このように、リストの値は変更することができます。このように変更することができる性質のこのをミュータブルであるといいます。

 

 

次にタプルについてみていきます。タプルはリストと違いのかわりに()を用います。

 

food = ('egg', 'apple', 'orange')

タプルもリストと同様にインデックスを持ちます。しかし、タプルはリストと違い値を変更することができません。

#これはエラーが起きる。

food[0] = 'fish'

 

このように、タプルはリストと違い値を変更できません。このような性質をイミュータブルであるといいます。

最後に辞書について説明します。辞書は以下のように用います。

辞書= { key:value, key:value, ...}

このように、keyとvalueで一つの対を作ります。そして、keyはイミュータブルであり、valueはミュータブルです。

以下のように辞書を作ってみましょう。

 

ages = { '佐藤': 17, '鈴木':50, '中村': 21}

これでagesという辞書の完成です。辞書のvalueを参照するには以下のようにします。

 

print(ages['佐藤'])

>>>17

また、以下のようにvalueを変更することができます。

 

ages['佐藤']=70

print(ages['佐藤'])

>>>70

 

これでこの記事も終わりです。今回はミュータブルとイミュータブルの説明もしました。この概念はこれからも出てくるのでしっかりと押さえてください。お疲れさまでした。