さまざまなデータ型について
前回までの記事で、プログラミングの基本的な概念を取り扱ったので、今回の記事からはより実践的な内容を取り扱っていきたいと思います。
pythonにはさまざまなデータ型があります。データ型とは、データを性質でグループ分けしたものです。数値型のデータ型ならば四則演算可能である、文字列型のデータなら長さをもつなどといった性質をもち、その性質はプログラミングにおいては属性と言われます。そして、全てのデータ型はオブジェクトでもあります。データ型によって、異なる機能や制限を持つため、データ型を見分けれるようになることは大事です。具体例をみていきましょう。
'Hello, World'
これはstr(文字列)というデータ型のオブジェクトであり、このstr型のオブジェクトを通常「文字列」と呼びます。文字列作り方は簡単で、文字列を[']や["]で囲めば完成です。
次はint型(整数型)を見ていきましょう。
1
22
33
int型は単純で、整数です。int型のオブジェクトは四則演算可能という属性を持っています。次はfloat型(浮動小数点型)を見ていきましょう。
33.4
555.6
int型と同じような属性を持ちますが、pythonではint型とfloat型は厳密に区別します。
次はbool型のデータを見ていきましょう。
True
False
bool型のデータはTrueとFalseの二つのデータ型しかありません。一見役に立たないようなデータ型ですが、今後取り扱うif文などに使います。最後に取り扱うのがNoneType型のオブジェクトです。
None
NoneType型のオブジェクトはNoneのみであり、これは値が存在しないことを意味します。
これらのデータ型を見ただけでは、使い方がよくわかりませんよね。これからさまざまな使用法を見ていくので、どんどん慣れていきましょう。
今回の記事は以上です。お疲れさまでした。