if構文について①
今回の記事では、if構文について取り扱っていきます。if構文は制御構文の一つです。制御構文とは、状況に応じてプログラムの流れを変えることができる構文です。
今までのプログラムでは、ただ上から順番にプログラムが実行されるだけでした。このif構文をマスターすれば、プログラムを実行する順番を条件に応じて変更することができます。それでは、if構文の使い方を見ていきましょう。
構文は以下のようになります。
if bool型:
命令①
else:
命令②
ifの後に空白を一ついれて、bool型のデータ型です。bool型のデータ型とは真偽型ともいわれ、TrueとFalseの二つだけしかありません。bool型がTrueだった場合には命令①を実行し、bool型がFalseだった場合には命令②を実行します。
ちょっとbool型の説明も挟みましょう。bool型は、比較演算子を用いた場合の戻り値にもなります。具体例を見ていきましょう。
55==55
この演算子は正しいですよね。このときには戻り値としてTrueが返ってきます。そのため、
if 55==55:
命令①
else:
命令②
という風にすると、ifの後のbool型の値はTrueであるため、命令①が実行されます。このように、比較演算子はif構文において用いることができます。
忘れがちなのがbool型の後ろの : です。そして : の後は改行をして、次の行からインデント(空白4つ)を入れます。インデントがある限り、pythonにはそれがif構文の中であると認識されます。ここで、比較演算子についても見ていきましょう。
x == y xとyが等しい
x != y xとyが等しくない
x > y xがyより大きい
x >= y xがyと等しいかそれ以上
x < y xがyより小さい
x <= y xがyと等しいかそれ以下
以上で今回の記事は終わりです。次回もif構文について取り扱っていきます。。